マンション“どちら派？”
新築マンションか？中古マンションか？
- 新築マンションの場合と違い、実際に住む物件を見てから購入を検討する事が出来る。
- 敢えてリフォーム前の物件を割安で購入すれば、浮いた予算で自分のライフスタイルや好みを反映した間取り・設備にリフォームすることができる。
- マンション内で得られるあらゆる情報（駐車車両、駐輪状況、出入りする人等）から居住者の傾向を購入前にある程度把握することができる。
- 劣化している部分が素人目では分からない、また過去の改修状況の良し悪しを客観的に判断しにくいなどが原因で、入居後思わぬ出費を強いられることがある。
- 新築に比べ設備が古く総じて使い勝手が悪い。築年数が古いと梁や柱がでっぱっている、天井高が十分でないなどが原因で大型家具や最近の家電製品を設置する際サイズが合わないといった不都合がでてくる。
- 不動産取得税、登録免許税などにおける税制上の軽減条件が厳しい。
- 仲介物件の場合、仲介する不動産会社に対して仲介手数料（物件価格の3％＋6万が上限）を支払う必要がある。
新築マンション、中古マンションのどちらを購入してもメリット、デメリット両方あります。ここでは、一旦、中古マンションを例にとって考えてみましょう。
（中古マンションの場合)<メリット>
もちろん、中古マンションには新築マンションと比べてデメリットもあります。購入の際は、これらのデメリットも認識しておくことが重要です。
<デメリット>しかし、上記で挙げたメリットやデメリットも新築マンションと相対的に捉え直すと違った結論に至ったりもします。
例えば、中古マンションを購入する際のメリットとして「リフォーム前の物件を割安で購入してリフォームできる」とう点を挙げましたが、そのリフォーム費用までが割安に抑えられるかどうかの保証はありません。同じ設備と作業なら大手マンションデベロッパーがマンション建設時に大量発注した際の単価よりも高くなる可能性があります。
つまり、個人でリフォームしてしまうと同じ設備にも関わらず高い買い物をする結果になりかねないのです。
この逆も起こりえます。新築マンションは仲介手数料が不要かもしれませんが、モデルルームの建設・維持コスト、販売時の広告宣伝費や営業マンの人件費は、中古マンションのそれよりはるかに高くつきます。
結局その分が販売価格に上乗せされていることを考えると、一概に仲介手数料を支払う必要がある中古マンションの方が損だともいえません。
結局のところ、新築マンション、中古マンションそれぞれにメリットとデメリットの双方があります。大切なことはマンションを購入する際に何を重視するのか、自分なりの基準を持っておくことです。